2019年2月10日日曜日

SMCタクマー105mmその2

NEX-5N PENTAX SMC TAKUMAR 105mm F2.8

2.8/105あまり目にしない焦点距離と明るさでしょうか?
大口径レンズと言えるほど大きくはないけど、小口径というほど小さくもない^^;
スーパーマクロタクマー4/50やスーパータクマー3.5/135は小口径レンズです!w

このレンズの面白みは、大口径レンズのようにピントが外れると溶けるようにボケて行くようなことはありませんし、小口径レンズに有り勝ちな解像力が高くて硬い印象が全く無い所ですかね?

瞳にピントは来ていますがZeissレンズのように瞳の透明感を殊更に強調してくるようなこともありません。
ナチュラルでニュートラル!
絞り開放ではコントラストはかなり低めに出ますね。
それが良いのです!
このレンズでしか描けない世界がある!
これは使えると思います!

なのに使用頻度は低かったんだよねぇ、、、、。
相性の問題だけでしょう!w

2019年2月9日土曜日

SMCタクマー105mm

NEX-5N PENTAX SMC TAKUMAR 105mm F2.8

さてSMCタクマー2.8/105です。
たまたま中古カメラ屋で鉢合わせして、衝動買いしてしまったレンズですね^^;w
Zeissに比べると瞳の透明感はやや劣りますか?
毛並みの柔らかさは出ていると思います。

せっかくなので、いくつか作例を並べながら感じたことを書いてゆきたいと思います。
描写は良いのですが、使用頻度が極端に低いレンズでした。
なんでだろうか?
帯に短し、襷に長しという感じか?
まあ、APS-Cという画角サイズのせいもあるのかな?
フルサイズで105mmであればポートレートでも使いやすい画角だと思います。
ただし、最短撮影距離は120cmだったかな?
あまり寄れる玉ではありませんね。
開放F値が2.8なのでレンズはそれなりの重さになります。

長さが中途半端で、無駄に重い??w
そんな印象ですかね??



2019年2月8日金曜日

続スパータクマー135

NEX-3 PENTAX Super TAKUMAR 135mm F3.5

昨日と同じ猫さんの写真をもう一枚。
このスーパータクマーはボケ味がなかなか良いと思います。
いずれまた別の作例でその辺は詳しく紹介しようと思いますが^^;

背景のボケ方は大口径レンズ比べるとそれほど大胆ではないというか、場合によってはうるさくなるかもしれません。
このレンズのボケの良さとは、例えば顔にピントを合わせた時に後ろ足あたりのボケ具合、この間合いのボケ具合が絶妙です!w
滑らかにグラデーションを描くようにボケてゆくんですね。

大口径レンズの場合だと、インフォーカス部がパキッとしてそこから急激に崩れるという感じかもしれません。
この絵で言えば、後ろ足はもっと存在感の薄いボケた何か?みたいな感じかな?
何かではなく、ちゃんと後ろ足としての存在感を維持している!
こういう傾向は、マクロレンズとかでも同様だと思います。
共通項は、小口径レンズということかな?
マクロレンズも総じて小口径なものが多いですからね。

小口径望遠レンズというものは、望遠マクロ的な描写と理解しておけばだいたい外さないんじゃないですかね?
もっとも、昨今では望遠ズームが主流で、小口径望遠レンズというものは絶滅してしまいました^^;w
まあ、2千円で手に入れたこのレンズ!
使いではあります。



2019年2月7日木曜日

スーパータクマー135

NEX-3 PENTAX Super TAKUMAR 135mm F3.5

M42マウントタクマーには大まかに分けて3種類のレンズが存在するようです。
古い時代のものから順にauto、super、SMC(super mulch coated)の3種類です。
当然最も新しいSMCが最も透明感があって、発色の良い玉だと言えるはずですが、どうも私はこのsuperが最強に思えてしょうがない^^;w

例えばこのスーパータクマー3.5/135の絵ですが、確かに透明感がちょっと足りないかもしれないし、空間の抜けや奥行きも乏しいのか?
それでも、このいぶし銀のようなこってりとした表情は何でしょうか??
F3.5ですから、絞りは開放です。
小口径レンズならでわと言うのかな?
ピントの懐具合が広い、絞り開放でも十分なキレがあり、そこから徐々にボケてゆくそのボケ具合が何ともいえず柔らかい。なだらかと言えば良いのか?
大口径レンズのように一点だけにピントが来て、急激にボケて溶けてしまうような描写とは異なり、ボケのグラデーションがなだらかで奥深いんですね。

Zeissレンズを使っていると、レンズの命は透明感だ!
そう感じますが、タクマーのいぶし銀の描写を見ると、そうとも限らんな、、、、。
そんな感じがします。
なんだか胸がザワザワする描写なんです^^;



2019年2月6日水曜日

super macro TAKUMAR

NEX-5N PENTAX Super Macro TAKUMAR 50mm F4

突然のPENTAXレンズの登場です!w
スーパーマクロタクマー!
50mmレンズなのに、開放でF4です!
マクロでF4だったら絞りいらんやろ??w

とにかく開放からキレまくるレンズですね!w
そのくせボケ味は柔らかいのだ!
個人的には、マクロテッサーと呼んでもいい玉じゃないかと思います^^;w
テッサーでマクロレンズを作ったらこんな感じでしょう?

ヤフオクあたりで5千円から1万5千円くらいで出ているようです。
まあ、5千円なら十分遊べるでしょう?w
マクロで高性能なレンズとしては最も安価に手に入れられる玉なんじゃないですかね?
写りはあくまででも硬派です!w

2019年2月5日火曜日

プラナー35mmの底力!w

NEX-5R CONTAX Planar 35mm F2 (G)

いや、恐れ入りました^^;
何ですか?
この描写!!w

確かにY/Cマウントレンズと比較すると解像力はかなり上がっていると思いますが、それよりも空間表現がハンパねぇ!w
それぞれの塊が立体として描写されていて、まるで3Dのような奥行きを感じさせてくれます。

プラナー2/35はGレンズの中でも一番最後に登場したレンズですね。
磨き上げられようが凄すぎます!w

2019年2月4日月曜日

雪の華プラナー35mm編

NEX-5R CONTAX Planar 35mm F2 (G)

前回のディスタゴンは非常に不利な条件でしたが、今回のプラナー35mmは好条件に恵まれました^^;w
これで比較されてしまったらディスタゴンが浮かばれません^^;
しかしどうでしょう?
この透明感!
レンズの研磨技術の粋を感じます。
今時のレンズとは異なり、特殊ガラスとか異常低分散ガラスとかは使っていません。
普通の光学ガラスの集合体です!

昨今のデジタル世代高級レンズは、収差とかが高次元に補正されていて、ボケや色合いも完璧になるように設計されていますよね?
その絵には確かにすごい!と感じ入ると同時に、何か人工的な感触があるのも事実だと思います。
一切狂いのない完璧な描写!
それはCGですよね?
レンズが完璧になればなるほどに、その描写はCGっぽく感じられるのは?
私だけかな??w

CONTAXプラナー2/35(G)、このレンズの描写はアナログな感じと空間の奥行きと、物の塊感が非常に強く感じ取れます。
CGではない、アナログならではの凄み!
おそらく、レンズの研磨技術の一つの頂点を極めたと言っても良いんじゃないでしょうか?w





2019年2月2日土曜日

雪の華ディスタゴンその2

NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8 AEJ

このアングルではいろんなレンズで撮影しています。
ただ、このコマは非常に光が弱いので、比較してどうことまでは言えない部分もありますが、、、、、。
Y/Cマウントのディスタゴン2/28だと隅々までフラットな描写だと思いますが、その分奥行きというのか、空間や、木々の塊感が弱いのかな?
そんな感じがします。
ただ、光の当たり具合で印象はガラリと変化しますので、このコマだけで決めつけるわけにもいかないでしょう^^;




雪の華 ディスタゴン編

NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8 AEJ

さて、雪景色で他のレンズの描写もいくつかおさえておきましょう。
ヤシコンマウントのディスタゴン2/28です。
出木杉くんと呼ばれるほど万能なレンズで、なんでも普通以上にこなしてくれます。
この絵も、ビオゴンのような片ボケやマゼンタ被りの影響は感じられません。
安心して見ていられる絵ですね^^;

ただ、ビオゴン特有の生々しさというか、リアリティというか、凄みは出て来ません^^;
私自身はビオゴンの2.8/28は今でも所有していますが、ディスタゴン2.8/28は手放してしまいました^^;
手放したことを後悔することもしばしばですが、使用頻度が低くなってしまいましたからねぇ、、、、、。
もう一度手に入れるんだったら、ディスタゴンの25mm F2.8でしょうね。

手持ちのヤシコンZeissレンズは、プラナー1.4/50、エスプラナー2.8/60マクロ、プラナー1.4/85、ゾナー2.8/180、バリオゾナー4/80-200の5本ですか?
これに25mm広角レンズが加われば、ボディーはEOS 5DIIIあたりで完璧なシステムが組めます^^;w
広角〜標準ズームはキャノン純正でイケるでしょう!w
まあ、いずれの日にかね??w




2019年2月1日金曜日

里山の冬

NEX-5N CONTAX Biogon 21mm F2.8

雪景色を撮影する上でのビオゴンのマゼンタ被り問題ですが^^;w
例えば、このコマなんかが参考になるんじゃないでしょうか?
ロングショットの遠景だと全体的にフラットな方が絵は自然ですけど、こういう感じでメインとなる主題が中心に位置している場合、四隅のマゼンタ被りはむしろ中心の引き立て役的な感じに持ってゆけます。

あえて、そういう構図を狙うというよりは、ビオゴンのような広角レンズは一歩前に踏み込んで主題を掴み撮る的な使い方をするレンズです。
そういう撮影姿勢を普段から身につけておくことで、ビオゴンを使いこなすことができるのかなと感じでいます^^;

そこまでして使う価値があるレンズなの??
あるんです!!w

2019年1月31日木曜日

雪の里山2

NEX-5N CONTAX Biogon 21mm F2.8 (G)

昨日と同じ風景をビオゴンで撮影した絵です。
ポジションは若干異なりますね。

ビオゴンの21mmだとマゼンタ被りが出て来ますので、雪景色のロングショットはやや難ありですか?
それを効果的に使う構図というのもアリだとは思いますが、、、、^^;

ビオゴン21mmとプラナー50mmの単焦点2本という組み合わせはなかなか面白いですね!
Gレンズであればプラナー45mmかな?
NEXあたりなら二台のボディーで二本付けっ放しであれこれ撮って回る!
いいんじゃないですか?w
昨日と今日の二枚はまさにそんな感じかな?

2019年1月30日水曜日

雪の山里

NEX-3 CONTAX Planar 50mm F1.4 AEJ

雪の山里。
段々畑ですかね?
この絵は不思議と奥行きを感じます。
コントラストがしっかり出ればそれで良いというものではなく、ハイライトからシャドーまでにどれだけの階調を表現できるか?
階調が豊かであればあるほど、柔らかさと、立体感と、奥行きとが表現できるのだと感じます。
トーンが豊富でコントラストがしっかり出ていれば、解像力はそれほど重要ではない!
この時代のZeissレンズはそんな発想で作られていると感じますね。
それは、例えばニッコールレンズとライカレンズを撮り比べた時にも多く語られることでもあります。

風景が輪郭ではなく、塊の集合体として捉えられているのだと思います。

2019年1月28日月曜日

雪の華

NEX-3 CONATX Planar 50mm F1.4 AEJ

プラナー1.4/50での雪景色。
プラナーは標準レンズの帝王と呼ばれていた玉で、絞り開放では独特の甘い描写を示しますが、F4以上に絞り込めば急激に切れ味の良い絵に変化してゆきます。

F4くらいに絞った絵でマクロプラナーとプラナーを比較したことがありますが、切れ味は変わらない感じでした。
もちろん、最短撮影距離はマクロレンズには及びませんので、用途的には全く異なります。

私自身フィルム時代はプラナー1.4/50をもっとも多用していました。
標準レンズの画角と小さくて軽くて明るくてとても使いやすい玉だと思っています。
そうですなぁ、、、。
もう一度フルサイズで使って見たいかな?
α7ですか??
ちょっと違う感じなんだよねぇ、、、、、。



EPRのボケ味

CONTAX RTS Planar 85mm F1.4 AEG  KODAK EPR(エクタクロームプロASA64)

ツァイスレンズとEPRというフィルムの組み合わせでしか出せないボケ味が確かにある!
そう確信していました。
超微粒子のきめの細やかさと、トーンのグラデーション豊富さ、このフィルムを活かしきるためにはツァイスかライカのような中間調の豊富なレンズが必要です。
ニコンのように、プロ好みに存在感を強調するタイプのレンズだと、コントラストが強く出て豊富な中間調が生きてこないのです。

ニコンレンズで撮影したEPRの絵を見てみると、やはりEPRの良さが出ていないと感じたものでした。
ベルビアのようなフィルムだとニッコールの良さは際立ったと思いますが、逆にツァイスの魅力は表現できない、、、。

また、フィルムは透過性で厚みがあります。
フィルムの厚みがフィルム独自のボケ味を醸し出しているのが理解できると思います。
デジタルの受光素子には厚みがない、、、、。
このボケ味はデジタルではまだまだ表現できていない世界だと思います。

2019年1月27日日曜日

雪景色

NEX-5R CONTAX Biogon 21mm F2.8 (G)

雪景色。
やはりビオゴン21mmだと両端のマゼンタ被りが気になるか?
しかしながら、この妖艶な雰囲気はビオゴンでないと出せないと思う。

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