2019年2月2日土曜日

雪の華 ディスタゴン編

NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8 AEJ

さて、雪景色で他のレンズの描写もいくつかおさえておきましょう。
ヤシコンマウントのディスタゴン2/28です。
出木杉くんと呼ばれるほど万能なレンズで、なんでも普通以上にこなしてくれます。
この絵も、ビオゴンのような片ボケやマゼンタ被りの影響は感じられません。
安心して見ていられる絵ですね^^;

ただ、ビオゴン特有の生々しさというか、リアリティというか、凄みは出て来ません^^;
私自身はビオゴンの2.8/28は今でも所有していますが、ディスタゴン2.8/28は手放してしまいました^^;
手放したことを後悔することもしばしばですが、使用頻度が低くなってしまいましたからねぇ、、、、、。
もう一度手に入れるんだったら、ディスタゴンの25mm F2.8でしょうね。

手持ちのヤシコンZeissレンズは、プラナー1.4/50、エスプラナー2.8/60マクロ、プラナー1.4/85、ゾナー2.8/180、バリオゾナー4/80-200の5本ですか?
これに25mm広角レンズが加われば、ボディーはEOS 5DIIIあたりで完璧なシステムが組めます^^;w
広角〜標準ズームはキャノン純正でイケるでしょう!w
まあ、いずれの日にかね??w




2019年2月1日金曜日

里山の冬

NEX-5N CONTAX Biogon 21mm F2.8

雪景色を撮影する上でのビオゴンのマゼンタ被り問題ですが^^;w
例えば、このコマなんかが参考になるんじゃないでしょうか?
ロングショットの遠景だと全体的にフラットな方が絵は自然ですけど、こういう感じでメインとなる主題が中心に位置している場合、四隅のマゼンタ被りはむしろ中心の引き立て役的な感じに持ってゆけます。

あえて、そういう構図を狙うというよりは、ビオゴンのような広角レンズは一歩前に踏み込んで主題を掴み撮る的な使い方をするレンズです。
そういう撮影姿勢を普段から身につけておくことで、ビオゴンを使いこなすことができるのかなと感じでいます^^;

そこまでして使う価値があるレンズなの??
あるんです!!w

2019年1月31日木曜日

雪の里山2

NEX-5N CONTAX Biogon 21mm F2.8 (G)

昨日と同じ風景をビオゴンで撮影した絵です。
ポジションは若干異なりますね。

ビオゴンの21mmだとマゼンタ被りが出て来ますので、雪景色のロングショットはやや難ありですか?
それを効果的に使う構図というのもアリだとは思いますが、、、、^^;

ビオゴン21mmとプラナー50mmの単焦点2本という組み合わせはなかなか面白いですね!
Gレンズであればプラナー45mmかな?
NEXあたりなら二台のボディーで二本付けっ放しであれこれ撮って回る!
いいんじゃないですか?w
昨日と今日の二枚はまさにそんな感じかな?

2019年1月30日水曜日

雪の山里

NEX-3 CONTAX Planar 50mm F1.4 AEJ

雪の山里。
段々畑ですかね?
この絵は不思議と奥行きを感じます。
コントラストがしっかり出ればそれで良いというものではなく、ハイライトからシャドーまでにどれだけの階調を表現できるか?
階調が豊かであればあるほど、柔らかさと、立体感と、奥行きとが表現できるのだと感じます。
トーンが豊富でコントラストがしっかり出ていれば、解像力はそれほど重要ではない!
この時代のZeissレンズはそんな発想で作られていると感じますね。
それは、例えばニッコールレンズとライカレンズを撮り比べた時にも多く語られることでもあります。

風景が輪郭ではなく、塊の集合体として捉えられているのだと思います。

2019年1月28日月曜日

雪の華

NEX-3 CONATX Planar 50mm F1.4 AEJ

プラナー1.4/50での雪景色。
プラナーは標準レンズの帝王と呼ばれていた玉で、絞り開放では独特の甘い描写を示しますが、F4以上に絞り込めば急激に切れ味の良い絵に変化してゆきます。

F4くらいに絞った絵でマクロプラナーとプラナーを比較したことがありますが、切れ味は変わらない感じでした。
もちろん、最短撮影距離はマクロレンズには及びませんので、用途的には全く異なります。

私自身フィルム時代はプラナー1.4/50をもっとも多用していました。
標準レンズの画角と小さくて軽くて明るくてとても使いやすい玉だと思っています。
そうですなぁ、、、。
もう一度フルサイズで使って見たいかな?
α7ですか??
ちょっと違う感じなんだよねぇ、、、、、。



EPRのボケ味

CONTAX RTS Planar 85mm F1.4 AEG  KODAK EPR(エクタクロームプロASA64)

ツァイスレンズとEPRというフィルムの組み合わせでしか出せないボケ味が確かにある!
そう確信していました。
超微粒子のきめの細やかさと、トーンのグラデーション豊富さ、このフィルムを活かしきるためにはツァイスかライカのような中間調の豊富なレンズが必要です。
ニコンのように、プロ好みに存在感を強調するタイプのレンズだと、コントラストが強く出て豊富な中間調が生きてこないのです。

ニコンレンズで撮影したEPRの絵を見てみると、やはりEPRの良さが出ていないと感じたものでした。
ベルビアのようなフィルムだとニッコールの良さは際立ったと思いますが、逆にツァイスの魅力は表現できない、、、。

また、フィルムは透過性で厚みがあります。
フィルムの厚みがフィルム独自のボケ味を醸し出しているのが理解できると思います。
デジタルの受光素子には厚みがない、、、、。
このボケ味はデジタルではまだまだ表現できていない世界だと思います。

2019年1月27日日曜日

雪景色

NEX-5R CONTAX Biogon 21mm F2.8 (G)

雪景色。
やはりビオゴン21mmだと両端のマゼンタ被りが気になるか?
しかしながら、この妖艶な雰囲気はビオゴンでないと出せないと思う。

2019年1月25日金曜日

EPR

CONTAX 167MT Planar 50mm F1.4 MMJ +EPR(Kodak エクタクローム Pro ASA64)

EPRというフィルムを私は20年以上にわたって使い続けていました。
もちろん20世紀の話です。
他のフィルムも試してはみましたが、ヤシコンZeissにはどうしてもEPRでなければ表現できない世界がありました。

それはやはりボケ味ですかね?
このなだらかなボケのグラデーションはEPR以外では再現できません。
EPRにしか出せない表情があるのを私は知っていました。
EPR以外のフィルムももちろん試してみましたが、このボケ味は同じKodakであっても出せませんでしたね。

ポジフィルムは透過性で厚みがある。
このフィルムの厚みという部分がデジタルではいまだに実現できていない部分でしょうね。
厚みのある受光素子というものが開発されたならば、ビオゴンのようなアナログ時代のレンズも蘇るのだと思いますね。

せっかくなのでEPRのボケ味をしばらく特集してみようと思います^^;w





コントラストとトーン

NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8

2011年NEX-3を導入する前の私は、DSC-R1をメインカメラとして使っていました。
DSC-R1は広角24mm相当から120mm中望遠までをカバーするCarl Zeiss Vario-Sonnarレンズを搭載して、ほぼAPS-Cサイズの受光素子を持つ超弩級コンデジでした。
一眼レフキラーというよりは、下手な一眼レフよりも確実に上質な絵を吐き出してくれる頼もしいカメラでした。

DSC-R1の前にDSC-R1無く、DSC-R1の後にDSC-R1無し!
と言われるように、One and Only最初で最後の、唯一無二の超弩級コンデジでした^^;

DSC-R1の絵は、フィルムでいうとネガフィルムという感じの絵だったと思います。
ダイナミックレンジが広くハイライトからシャドウまできめ細やかで白飛びや黒潰れなしで淀みなく再現してくれるプロフェッショナルなカメラでした。
ダイナミックレンジが広い分、ちょっと絵が眠いという意見もあったと承知しています。

今回の写真は、NEX-3を購入して、ディスタゴン2.8/28を購入して喜び勇んで試写に出かけた時の一枚です。
この雰囲気!
これこそがCONTAX単焦点レンズの絵だ!!
強くそう感じ入りました!w

私自身はフィルム時代はEPR(KODAK エクタクロームPro ASA64)というフィルムを長年愛用していました。
私にとってのリファレンス的なフィルムです。
ベルビアASA50とかも使ったことはありますが、ベルビアはニコンのカメラでは抜群の存在感を描写するけれど、CONTAXレンズの良さを何も表現できていないと感じていました。

逆にEPRをNikonで使ってもEPRのボケやトーンのグラデーションはまるで生きてこない、、、。
しかしながら、ニコンで持ち味を発揮できないフォルムなど、もはや日本では存在価値なし??w
EPRという業界標準だったはずのフィルムはいち早くこの世から消えて無くなりました。
EPRがこの世から消えた時には、私自身はすでに手持ちのCONTAXカメラとレンズ群を全て売り払ってしまっていました。
そして、もう二度とフィルムカメラに戻ることは無いだろうと悟りました、、、、。

NEX-3とディスタゴン2.8/28、、、、。
2011年ミラーレスカメラがまだ、海のものとも山のものともわからなかった時代、、、、、。
しかしながら、この一枚は私がリファレンスだと感じていたEPR+CONTAX単焦点レンズの組み合わせそのものだと思いました!

これだ!!
私が使いたかったカメラはこれに、間違いない!!
DSC-R1は私を再びCarl Zeissレンズを使う喜びを教えてくれましたが、あちらはズームレンズにネガフィルムという感じ(それはそれでとても貴重)なのに対して、NEX-3+ディスタゴンは往時の業界標準フィルムEPR+Carl Zeiss単焦点レンズという最高の組み合わせを見事なまでに再現して見せてくれたのです!

ベルビヤに追いやられて肩身の狭いを思いをしていた昔の仇をとってやった!
鬼の首を獲った思いでしたね!w
当時2011年は忖度しようにも、する相手すらいない状況なので、極めてニュートラルなデータだと思われます^^;w



2019年1月24日木曜日

レトロフォーカス

NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8

ビオゴンの枝の力強い生命力と比較すると、何か大人しいというか物足らない感じがします。
もちろん、同じ条件下での撮り比べではありませんので、比較すること自体無理がありますが、、、^^;w

ビオゴンやホロゴンは対称型と呼ばれている広角レンズで、焦点距離に応じた設計の広角レンズです。
一方、ディスタゴンのような一眼レフ用のレンズは、レトロフォーカスと呼ばれるタイプのレンズの仕様になっています。

どう違うのか??
M型ライカやレンジファインダーのCONTAX Gタイプであれば、レンズとフィルム面間にはシャッター幕しかありません。
なので、レンズの後玉とフィルムまでは自由な距離で設計が可能です。
実際にビオゴンの21mmあたりでもデジタルだと受光素子に当たりそうなくらい近づいてしまいますし、ホロゴンだとNEXの場合は後玉とシャッターが完全に干渉してしまうようです^^;

それに比べて、レトロフォーカスタイプの広角レンズは一眼レフ用に考案されたものであり、一眼レフの場合レンズとフィルム面の間にはミラーが介在するので、ミラーが占有する空間からレンズの後玉を近づけることが困難、言って見れば焦点距離通りの設計ができないという話になります。

一般的にはレトロフォーカス仕様の広角レンズは前玉が大きくなる傾向があり、収差補正用にレンズ枚数が多くなってしまうということもあると思われます。
だから、レトロフォーカスは不利なのか?
これがデジタルだとそうとも言えない、、、、、。
現在のデジタル用のセンサーは斜めから当たる光に対して、上手く働かない傾向があり、受光素子からレンズ後玉まで一定の距離があった方が、安定して受光できるという特性があります。
また、レトロフォーカスレンズの方が周辺光量低下の点でも有利だと言われているようですね。

ディスタゴン2.8/28は通称出木杉くんと呼ばれている優等生レンズです。
何をやらせても、及第点以上の結果を確実に出してくる、本当にできる子です!
ビオゴン2.8/28は、まあ21mmほど酷くはないもののくせ球で、偽色は出るわ、周辺が片ボケするわ、、、、。
欠点だらけなんですが、それでもそのリアリティというのかな?
ビオゴンにしか出せない表情があるのは確かで、唯一無二の描写!
生命力までも捉えるという感じなんですよ??w

枝の写真で比較してみてください^^;



2019年1月23日水曜日

生命力

NEX-5N CONTAX Biogon 28mm F2.8

何の変哲も無い冬枯れの木の枝。
ビオゴンの絵はこんな何気ないものに生命力を感じる。
おそらくは立体感とか、空間表現の違いなのだと思うが、、、、。

私自身デジタルに移行して最初に手に入れたCONTAXレンズはディスタゴン2.8/28だったが、ビオゴンを入手する前にディスタゴンは手放してしまった。
一番の理由は大きくて重いことだったか?
重いとかいっても、ディスタゴン2.8/28ならRTSレンズ群の中でも小型軽量の部類に入るレンズである。
その描写は「出木杉くん」と呼ばれるほどの優等生だ!

しかし、プラナー2/35 (G)で一度CONTAX Gレンズの描写を経験してしまうと、もはや後戻りはできなくなる、、、、。
当然の流れでビオゴン2.8/28を使うことになるのである。
確かに、ビオゴンは暴れ馬で使いこなしが厳しい面もあるが、一旦ツボにはまってしまうと二度と抜け出すことができない悦楽の世界に惹き込まれてしまうのだ、、、、。



2019年1月20日日曜日

雪景色

NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8

NEX-3を購入したのが2011年でした。
当時の私はフィルム時代のCONTAXレンズ群は、全てオクで売り払っていました。
CONTAXの場合RTSレンズ群はおそらくデジタル化されないだろうし、CONTAXが完全にデジタルに移行した時点で、もう一度レンズを揃え直せば良いのかな?
そう思って一旦手放しました。
ところが!そのCONTAXがまさかの、この世界から消えてしまいました、、、、。

私自身は18歳の頃にRTSとプラナー1.4/85AEGを手に入れてから、25年以上に渡ってCONTAX一筋で写真を撮り続けていましたので、それはそれは、もう途方に暮れてしまいました、、、、。

NEX-3とディスタゴン28mmは再び私をCONTAXレンズで写真を撮るという長年の悲願を叶えてくれた組み合わせでした。
当時はEマウントレンズといってもラインナップは全く揃っておらず、ミラーレスが海のものとも山のものともわからない時代です。
パナソニックからミラーレスG1が先行で発売されていましたか??
G1はないやろ??w

とりあえず、NEX-3は再び私をCONTAXレンズに夢中にさせてくれるには必要十分なカメラでしたね。



2019年1月19日土曜日

ポートレート

NEX-5R Carl Zeiss S-Planar 60mm F2.8 AEG

このコマは、NEX-5Rになっていますね。
どうもノイズリダクションのせいでのっぺりとした絵になってしまっています。
ノイズリダクションの設定値のデフォルトが5Nと5Rで異なるのか??
それはそれとして、、、、^^;w

ポートレートに最適なレンズとしてはプラナーの1.4/85が昔からよく上げられていました。
もちろんフルサイズであれば、その通りですが、APS-Cにクロップされてしまうと望遠側に長くなるので、顔のドアップ写真が主になってしまいます。
その点エスプラならクロップされても換算90mmという焦点距離になるので、人物と背景を同時に写しこんだり、数人の人物の組み合わせも守備範囲に入って来ます。
でありながら、当然マクロレンズなわけで、テーブルフォトにも最強の一本二役レンズとして激しく使えますね!
絞り開放でもF2.8なのでプラナー1.4/85と比べるとピントも圧倒的に合わせやすくなります!

これまで、成人式にこの玉を持ち込んだことは一度もありませんでした^^;
理由はでかくて重いから!w
F2.8でありながらプラナーの1.4/85と重量はさほど変わりません。
しかしながら、実際に使って見たら、これは今後必須レンズになりそうです。



近接撮影

NEX-5N Carl Zeiss S-Planar 60mm F2.8 AEG

近接撮影できるレンズといえばもちろんマクロレンズですね!
私自身フィルム時代はマクロプラナーCを愛用していました。
Cはおそらくコンパクトという意味で小型軽量が売りのマクロレンズだったはずです。

デジタルでもSONY Eマウントの3.5/35マクロも使ったし、PENTAX、Nikkor、MINOLTAとか5〜6本は試して見たつもりでいます^^;
もっとも、5本ほど集めたマクロレンズはこのエスプラナー購入のために全てオクに流してしまいました^^;w

カールツァイス エスプラナー 60mm F2.8 このレンズは20世紀マクロの最高峰と謳われたレンズなのであります。
当時の5本のマクロレンズと比較して見ても、ちょっと格が違うなという印象でしたかね??w

2019年1月18日金曜日

大口径レンズ

NEX-5N Carl Zeiss Planar 85mm F1.4 AEG

大口径レンズがなぜ必要か?
やはり、ボケ味の大胆さが全く違います。
煩雑な背景から主題だけを浮き立たせることができるのがその魅力と言えるでしょう。
ただし、F1.4を絞り開放でしかもMFで使うのですから、ピントなんて合わなくて当然!
合えば奇跡??w

ここ数年は馬鹿らしいので成人式の時にもあまり使わなかったかな?
久しぶりに使って見たら、ピントさえ来れば最強無敵の表情を吐き出して来ます!
これはすごいわ!
だいたい、AFだってピント外しまくりだし!
どうせ外すならMFで外した方が清々するわ!!w

無理を承知の上でも使ってみる価値がある!
それが大口径レンズです^^;w

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