2019年1月25日金曜日

コントラストとトーン

NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8

2011年NEX-3を導入する前の私は、DSC-R1をメインカメラとして使っていました。
DSC-R1は広角24mm相当から120mm中望遠までをカバーするCarl Zeiss Vario-Sonnarレンズを搭載して、ほぼAPS-Cサイズの受光素子を持つ超弩級コンデジでした。
一眼レフキラーというよりは、下手な一眼レフよりも確実に上質な絵を吐き出してくれる頼もしいカメラでした。

DSC-R1の前にDSC-R1無く、DSC-R1の後にDSC-R1無し!
と言われるように、One and Only最初で最後の、唯一無二の超弩級コンデジでした^^;

DSC-R1の絵は、フィルムでいうとネガフィルムという感じの絵だったと思います。
ダイナミックレンジが広くハイライトからシャドウまできめ細やかで白飛びや黒潰れなしで淀みなく再現してくれるプロフェッショナルなカメラでした。
ダイナミックレンジが広い分、ちょっと絵が眠いという意見もあったと承知しています。

今回の写真は、NEX-3を購入して、ディスタゴン2.8/28を購入して喜び勇んで試写に出かけた時の一枚です。
この雰囲気!
これこそがCONTAX単焦点レンズの絵だ!!
強くそう感じ入りました!w

私自身はフィルム時代はEPR(KODAK エクタクロームPro ASA64)というフィルムを長年愛用していました。
私にとってのリファレンス的なフィルムです。
ベルビアASA50とかも使ったことはありますが、ベルビアはニコンのカメラでは抜群の存在感を描写するけれど、CONTAXレンズの良さを何も表現できていないと感じていました。

逆にEPRをNikonで使ってもEPRのボケやトーンのグラデーションはまるで生きてこない、、、。
しかしながら、ニコンで持ち味を発揮できないフォルムなど、もはや日本では存在価値なし??w
EPRという業界標準だったはずのフィルムはいち早くこの世から消えて無くなりました。
EPRがこの世から消えた時には、私自身はすでに手持ちのCONTAXカメラとレンズ群を全て売り払ってしまっていました。
そして、もう二度とフィルムカメラに戻ることは無いだろうと悟りました、、、、。

NEX-3とディスタゴン2.8/28、、、、。
2011年ミラーレスカメラがまだ、海のものとも山のものともわからなかった時代、、、、、。
しかしながら、この一枚は私がリファレンスだと感じていたEPR+CONTAX単焦点レンズの組み合わせそのものだと思いました!

これだ!!
私が使いたかったカメラはこれに、間違いない!!
DSC-R1は私を再びCarl Zeissレンズを使う喜びを教えてくれましたが、あちらはズームレンズにネガフィルムという感じ(それはそれでとても貴重)なのに対して、NEX-3+ディスタゴンは往時の業界標準フィルムEPR+Carl Zeiss単焦点レンズという最高の組み合わせを見事なまでに再現して見せてくれたのです!

ベルビヤに追いやられて肩身の狭いを思いをしていた昔の仇をとってやった!
鬼の首を獲った思いでしたね!w
当時2011年は忖度しようにも、する相手すらいない状況なので、極めてニュートラルなデータだと思われます^^;w



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