2018年12月13日木曜日

NEX-5N + Biogon2.8/21

NEX-5N CONTAX Biogon 21mm F2.8 (G)

NEX-3 NEX-5 初代モデルではマゼンタ被りがひどかったビオゴン2.8/21でしたが、NEX-5Nでかなり改善されました^^;

NEXシリーズで言えばNEX-6は概ね良好でNEX-7は高画素化を進めたためか、マゼンタ被りがひどくなってましたね。
α6500あたりはどうなんでしょうか??
もう、ビオゴンが云々とか騒がれなくなりましたね??w
NEX-5Nが発売されていた頃は、純正レンズのラインナップも乏しく、オールドレンズを使いこなすのがブームになりました。
昨今では、Eマウント用にSONYツァイスもあれば、Carl ZeissからのEマウントレンズも出てますので、いまさらヤシコンとか?古くねぇ??
そんな感じですかね?w

私自身は、ヤシコン一筋25年以上ですかね??
CONTAXのみで写真を撮り続けて来たので、CONTAXのレンズをデジタルで使って見たい!
というのが夢でした。

ビオゴン2.8/21はヤシコンレンズの中でも最もデジタルと相性が悪い玉だと思いますが、私自身一番気に入っているのもこの曲者です^^;
数えれば欠点の方が目立つレンズですが、One and Only 唯一無二!
ビオゴンでなければ表現できない世界があると信じています。




マゼンタ被り

NEX-3 CONTAX Biogon 21mm F2.8 (G)

デジタルのイメージセンサーとビオゴンの相性は最悪です^^;
NEX-3のセンサーはAPS-Cサイズですから、広角21mmのビオゴンが32mm相当くらいにしかなりません。
しかしながら、クロップされていてもこの偽色です!
いわゆる、マゼンタ被りですかね??

デジタル時代にビオゴンはもはや通用しないのか??
フィルム時代は誰もが一目おく名レンズとされていましたがね、、、、、。



2018年12月12日水曜日

ビオゴンの空

NEX-5N CONTAX Biogon 21mm F2.8(G)

ビオゴンの21mm。
この玉には特別な思い入れがある^^;w

当時の私はディスタゴン18mm F4という超広角レンズ(ドイツ製)を所有していましたが、どうしてもビオゴンの21mmが欲しくてたまらない衝動を抑えられずにいました^^;w

ヤフオクでディスタゴンが納得のいく値段で売れたのと、バリオゾナーの28mm-85mmだったかかな?
二本を売りに出したらなんとかビオゴン2/21を買えるくらいになったように記憶しています。
当時は良かったな^^;
今のヤフオクはなんだかあれていますし、売っても二束三文という感じかかも??

さて、レトロフォーカスのディスタゴンは誰でも使える優秀なレンズでしたが、ビオゴンは?というと、とんでもない暴れ馬で、撮影者の技量が低いとまともに相手にしてくれません^^;w
ゴミ写真量産という感じですかね??

しかしながら、時々、ごく稀に、なにこれ??
みたいな、すごい写真が写り込んで来ることがあります^^;
そういう写真は、こちら(撮影者)の意図をはるかに超えてしまっていて、ビオゴンがどこか別の次元に連れて行ってしまったような感触が感じられますかね?w
この快感を一度味わった者は、二度とビオゴン沼から這い出ることはできません!

まあ、今回の作例はそれほど意味深でもなく、どちらかというと普通に見られる絵にまとまった感じですかね?
それでも、デジタルだとAPS-Cの画角でさえ周辺の結像は甘く、というかボケてますね。
マゼンタ被りと言われる偽色も現れます。
なので、デジタル時代にこのビオゴンが完全復刻することはないでしょうね、、、、。

そう意味でもビオゴン2.8/21は唯一無二、One and Onlyで二度とこの世に現れることのないヤシコンの最高傑作であり、デジタルの異端児でもあるのかな??

そんなことすら、もうすでに忘れられようとしている感じもするがな、、、、。



2018年12月11日火曜日

鈴木大拙館

NEX-5N CONTAX Planar 35mm F2(G)

絞り開放では甘い表情のGプラナー2/35ですが、F5.6あたりまで絞り込んでやればこの通りでございます!w

コントラスト、切れ味、階調表現、ハイライトの耐性、優等生に描写できています!
それでいながら、このレンズの素晴らしい点は、開放F2の明るさを誇る35mmという定番の広角レンズでありながら、圧倒的に小さくて軽い!
この点でしょう!
CONTAXで言えば、RTS用のディスタゴン2.8/35が重量245gなのに対して、Gプラナー2/35は150gしかありません!
開放F値2.0と広角レンズとしては抜群の明るさを実現しながら、超小型軽量!

もちろん、ディスタゴンは一眼レフ用のレトロフォーカスタイプのレンズであるのに対して、Gプラナー35mmはレンジファインダータイプのレンズですから、レフレックス用のミラーが介在しない分、設計の自由度が高く、というか実焦点距離での設計が可能になるので、小型軽量化が実現できたというわけです。

フィルム一眼レフ時代の35mmという玉は、パンフォーカスにセットしてスナップ写真を撮りまくれる利便性がありました。
パンフォーカスとはおよそ1mくらいから無限遠までピントがあった状態、35mmレンズであればF5.6あたりにセットすれば、パンフォーカスになりました。

今回の作例などは、いわばパンフォーカス写真として参考になるんじゃ無いでしょうか?
実際に無限遠の少し手間でにピントを固定して、絞り値をF5.6あたりに固定すれば、風景スナップであればほぼピントが来るはずです。
まあ、余裕があるときは、ピントを持ってゆきたいところを拡大アシストでピントを合わせて、フレーミングしてシャッターを切るという段取りの方が失敗ないと思いますが^^;

2018年12月9日日曜日

本多の森の紅葉

NEX-5N CONTAX Planar 35mm f2 (G)

CONTAX Gシリーズのプラナー2/45は開放から抜群の切れ味を誇るのに対して、後発のプラナー2/35は開放では非常に柔らかい表情で描写してきます。
どちらかというとRTSプラナーに近い描写では無いでしょうか?

それでいながら抜群の透明感となだらかなで豊富なグラデーションの中間トーンを実現しています。
このレンズは35mmという使いやすい画角も相まって、人物、特に女性のポートレートに使ってみたいレンズですね。

作例を見てみると、単に甘いだけでなくインフォーカス部の切れ味にはハッとさせられるものがあります。
コントラストの強い透過光をここまで柔らかく表現できるのは豊富なトーングラデーションの証ですね。

12月に入って、色あせた紅葉のあせ具合も素直に捉えていると思います。
Gシリーズレンズの二本のプラナーは、ガラリと性格の違う玉であることが興味深いですし、描写の違いを使い分けるのもまた興味深い部分でもありますね。



夕景

NEX-5N CONTAX Planar 45mm F2(G)

なんの変哲も無い普通の夕景です。
真逆光なので露出はハイライトが飛んでいますね。
電柱が途中で消えています^^;w

しかしながら、このなんの変哲も無い写真からプラナー2/45の底力を見せつけられた気がしました。
ハイライトが飛んでいると言っても、限界点が極めて高い!
電柱の上の方は飛んでいますが、遠くの山並みはシルエットを保っています。
驚かされるのはシャドー部のトーンですね。
建物の影の部分が黒つぶれしてもおかしく無い条件ですがしっかりとトーンを描いています。
窓枠とかエアコンの室外機とかしっかりと描写していますね。

プラナー2/45はRTSのプラナーに比べるとコントラストが開放絞りからしっかりと出ると以前書きました。
確かにその通りではありますが、コントラストが強いニコンのレンズとかは、あえてシャドーを黒く塗りつぶすことによって主題の存在感を強調しているように感じますし、実際の絵としては見応えのある作品になっているものもたくさん確認しています。

しかしながら、コントラスト再現性は非常に高いのに、中間調のトーン表現がきめ細かいというのか、グラデーションがしっかり出てくれるというのか??
相反する感じの両方の特性を高次元で兼ね備えているのがCONTAXプラナー2/45(G)と言えるのでは無いでしょうか?

この傾向はニコンのレンズとライカのレンズを撮り比べて中間調を比較しても同じような結果が出ていたと記憶しております。
RTS時代のZeissレンズは階調表現の豊かさで定評がありましたが、COONTAX Gレンズはさらにコントラスト再現性を高めたより透明な純度が高いレンズに進化しているようですね。





2018年12月8日土曜日

冬苺

NEX-5N CONTAX Planar 45mm F2 (G)

Gプラナー2/45で接写!
こんな芸当はCONTAX G1 G2では逆立ちしてもなしえない技である!w
それが昨今のミラーレスであれば中間リングをはめるだけで簡単に実現してしまう。
しかし、どうだろうこの描写!
マクロレンズとは一味違った立体感が感じられる。
色彩も質感も十分に出ていると言うか、すごいレンズだなと改めて感心させられる。

冬苺は12月が旬の野イチゴで、甘みはあまり強くなくどちらかというと酸味が感じられる野性味のあるものだ。
大きさはモミジ葉イチゴよりやや小さいくらい、春先の3月ごろまで実をつけているのも見かける。
木は小さいものが多く30cmくらいだろうか?
それほどたくさん収穫できるものでもないが、10年ほど前に子供達と一緒に採りに行ってクリスマスケーキに飾り付けたことがあったな。


iPhone3Gで撮影した画像が残ってました^^;w
大きいのが普通のイチゴで、小さいのが冬苺だね^^;

子供達が小さかった頃は友達を呼んで、お家でクリスマスパーティーしましたねぇ、、、。

懐かしい^^;w




2018年12月7日金曜日

初冬


NEX-5N CONTAX  Planar 45mm F2(G)

さて、CONTAXのGレンズがオールドレンズと言えるのかどうか?
色々と意見はあるかと思いますが^^;

しかしながらプラナーという名を冠したレンズとしては、歴史に残るレンズであることは間違えありません!

オートフォーカスといっても当時の京セラは歯車でグルグル回すタイプの全群移動型の仕様でしたから、レンズ構成という点ではオールドレンズの部類に入れても良いのではないでしょうか?

プラナーというと、私の世代では真っ先に思いつくのはCONTAX RTSに付いていた50mmF1.4、標準レンズの帝王と呼ばれていたレンズです。

開放絞りでは独特の甘い雰囲気を醸し出してくれて、まるでソフトフォーカスフィルターでもかけたような写りでした。
開放では甘いのに、二段ほど絞ると見違えるようにキレとコントラストが良好になり絞り次第で様々な表現が可能なレンズとして重宝したというのか?
私自身フィルム時代は最も多用したレンズでした。

CONTAX Gシリーズが登場して、当然ながら標準レンズとして付いてきたのがプラナー2/45です。
私自身はフィルム時代はGシリーズを使ったことがなく、デジタルに移行してから21mm、28mm、35mm、45mm、90mmと揃えることが叶いました。

実際に使ってみると、プラナー1.4/50とはまるで性格の違うレンズで、開放からインフフォーカス部はキレまくりコントラストも非常に優秀であることが確認できます。
RTSレンズ群は解像力よりもトーンで見せるレンズという傾向がありますが、Gレンズはいずれも解像力が優れていると感じます。

この傾向は、フィルムよりもデジタルで顕著に現れる感触がありますね。




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